【圧力計・圧力センサー】新製品ニュース

掲載日　2788号　2009/9/6

第一計器製作所

デジタル表示付き温圧計「テンプレス」

(株)第一計器製作所（〒660−0823、兵庫県尼崎市大物町1丁目7番2号、電話06−6481−5551、黒田俊一社長）は、空調設備用の冷水と温水の温度・圧力管理に必要なデジタル表示付き温圧計「テンプレス」を発売した（特許・意匠登録出願中）。 　温度計・圧力計を一本化したことで、それぞれの計器を取り付ける必要がなくなった。配管への取り付け口が一カ所で済むため、工事費が安価に。また、漏水等の危険性を大幅に減らすことができた。付属の特殊保護管にはバルブ機構を装備し、冷温水を止めずに計器の着脱が可能。このため配管へのバルブ（コック）の取り付けも不要となった。 　圧力1MPa（メガパスカル）まで、温度200℃までを計測して、デジタル表示。2本の指針と二重の目盛りが付いた従来のアナログ式より、はるかに読み取りやすい。 　温度・圧力ともに4〜20mAのアナログ出力を持ち、4芯耐油ケーブルで離れた場所にある監視制御装置への伝送が300m程度まで可能。2線式電流伝送の出力により、2台のDC24V電源を用いて記録計・データロガーに接続することもできる。 　例えば、ビルの各階の空調設備の元栓部分に「テンプレス」を設置し、遠隔監視・制御を地下のボイラー室で集中管理するというような使い方ができる。 　「テンプレス」には、従来のアナログ温圧計との互換性もあり（DC24�Xの電源が必要）、既設の取り付け口をそのまま生かして設置することができる。

掲載日　2786号　2009/8/23

第一計器製作所

圧力計選定用に最適なデジタル圧力計「DIL ll」

(株)第一計器製作所（〒660−0823、兵庫県尼崎市大物町1丁目7番2号、電話06−6481−5551、黒田俊一社長）は、配管の圧力が分からないときの圧力計選定用に活躍するデジタル圧力計「DIL ll」を発売している。 　DIL llの特長は次の通り。▽デジタルゼロ、ピークホールド、最大／最小モニタ、シフト、FIXゼロの機能を持つ。圧力テスタとして、配管の圧力が解らない場合の圧力計選定、ウォータハンマ・瞬間過大圧・突出圧等の測定、現場のブルドン管式圧力計の校正に利用できる。▽小型・薄型・配線なしの電池駆動で高精度なデジタル圧力測定ができるため、従来の圧力計に比べ現場に持ち込みに便利。▽長い電池寿命（約800時間連続使用可能）▽IP65相当の防塵・防滴構造

掲載日　2701号　2007/11/25

ネステック

温度・圧力の複合ゲージ「温圧計」を発売 ビル空調の現場管理用に最適

ギアレスの温度計・圧力計メーカーのネステック（株）（東京都千代田区三崎町2−20−3、電話03−3263−7671、月岡周郎社長）は、空調機廻りの冷水と温水の温度・圧力管理に最適な温度計と圧力計を複合したアナログゲージ「温圧計」を新発売した。 　温圧計は、温度計・圧力計を一本化する事で、本来それぞれの計器を取り付ける必要がなくなり、トータルコストを削減する。またパイプに取り付ける計器が減る分漏水の可能性が大幅に減らすことができる。その他大きな特長として同タイプの温度計と比較して半分以下の長さですむ特殊保護管を新開発した。特殊保護管は、計器（ゲージ部）取付時に感温部で先端部の特殊バルブ（逆支弁内蔵機構）を押し（開）、流体を測定部に導き、計器取り外し時には特殊バルブが戻り（閉）、流体を外に出さないため水を止めずに計器の着脱が自在にできる。さまざまな取付のための部品一式が不要になり、現場の取付作業の短縮化が図れる。屋外防水型は、誤差要因の直射日光などの外気温を補正し配管内温度を表示する。 【特長】▽温度計・圧力計を一本化する事によりトータルコスト削減。▽特殊保護管（バルブ機構付）で水を止めずに脱着自在。▽高感度（温度）、抑脈動（圧力）の新構造で耐久力が高い。▽取付、保温、各工事の削減ができ、安全に寄与する。▽圧力計及び取り付け際の付属品が一式不要（短管ネジ込み部の水漏れ、結露、腐食の心配がなくなる）。▽長い保護管が不要となり省スペース。▽耐震耐久構造で過大圧200%、脈動防止。

掲載日　2689号　2007/09/2

長野計器

本質安全防爆構造圧力トランスミッタ「KJ16」

長野計器（株）は、本質安全防爆構造圧力トランスミッタ「KJ 16」を発売した。 　同製品は、SSセンサを用いた本質安全防爆構造の2線式圧力トランスミッタ。常に爆発性ガスが存在する第0種場所（ZONE 0）にも使用出来るIECの本質安全防爆仕様に対応している（防爆等級：Exia II C T4）。感圧部に蒸着形半導体歪ゲージを使用しているので耐久性・安定性に優れている。絶縁形安全保持器との組合せで、本質安全防爆のA種接地工事が不要となる。幅広く工業プロセス計測での圧力計測が可能。小形・軽量。 【仕様】▽ 測定流体＝気体、液体（接液部材質を腐食させないこと）▽圧力レンジ＝マイナス0・1〜0・5 MPa、0〜0・5、1、2、3・5、5、10、20、35、50、70、100、120MPa▽許容最大圧力＝圧力レンジの2倍（但し、35・50MPaレンジ：1・5倍、70、100、120 MPaレンジ：1・2倍）▽総合精度＝±0・5％F.S.at23℃

掲載日　2686号　2007/08/5

長野計器

圧力トランスミッタ 「KJ96」

長野計器（株）（東京都大田区東馬込1−30−4、電話03−3776−5311、宮下茂社長）は、半導体産業用本質安全防爆構造圧力トランスミッタ「KJ96」を発売した。 　同製品は、半導体蒸着形（SS）センサを用いた本質安全防爆構造の2線式圧力トランスミッタ。常に爆発性ガスが存在する第0種場所（ZONE 0）にも使用できるIECの本質安全防爆仕様に対応している。（防爆等級：Exia II C T4）半導体用の継手と接ガス面になっている。絶縁形安全保持器との組合せで、本質安全防爆のA種設置工事が不要となる。金属ダイアフラム上にPCVDプロセスによりゲージを形成しているため、耐久性に優れている。センサ素子の材質はCo−Ni系合金のため耐食性が高い。 　圧力センサと継手は溶接により一体化構造となっている。また、圧力センサ部は、材質を高耐食、高張力合金としているため、耐食性、耐久性に優れている。 【仕様】▽ 測定流体＝各種プロセスガス▽圧力レンジ＝マイナス0・1〜0・5、1、2MPa／0〜0・5、1、2、3・5、5、10、20MPa▽許容最大圧力＝圧力レンジの2倍▽総合精度＝±1・0％F.S.または±0・5％F.S.（指定可能）at23℃

掲載日　2686号　2007/08/5

長野計器

層流式気体用差圧流量計 「NV94」

長野計器（株）（東京都大田区東馬込1−30−4、電話03−3776−5311、宮下茂社長）は、高感度な差圧センサ素子を応用した層流式気体用差圧流量計「NV94」を発売した。 　同社は、ハーゲン・ポアズイユの法則を適用し、0・1Paの分解能を有する高感度センサと層流素子を用いることにより、差圧に対してリニアで高精度な流量出力を得ることが可能となった。 　さらに、温度センサと絶対圧センサを本体に集積搭載することで、体積流量に加え質量流量、温度、圧力の計測に対応している。これらの開発により、総合精度1％F.S.を実現した。 　製品の特長としては、流量レンジに対して小流量を正確に計測可能。直管部分の必要がなく、省スペース。温度・圧力補正機能を搭載。標準体積流量／質量流量演算機能を搭載。流量・差圧・圧力・温度の出力が可能。アナログ出力のスケーリング機能を搭載。価格は、14万5000円（税別）。 【仕様】▽外形寸法＝幅80×高さ38×奥行き95mm

掲載日　2685号　2007/07/29

長野計器

アスベスト除去作業用負圧監視装置 「PL10ルームインスペクタ」

長野計器（株）（東京都大田区東馬込1−30−4、宮下茂社長）は、高感度な差圧センサ素子を応用した、アスベスト除去作業用負圧監視装置「PL10ルームインスペクタ」を発売した。 　同製品は、アスベストやダイオキシンを除去する隔離室など、内部の空気を外に漏らさない陰圧ルームの微圧を常時監視する装置で、微圧用データロガーに警報機能が付いた製品。 　アスベストの排除や除去には、飛散による2次災害を防ぐため、工事中の建屋内を負圧に保ち、外部に飛散しないことが義務付けられている。同製品は、0・1Paの微圧を検知する高感度な微差圧センサにより、工事場所と安全区域の微小な圧力差を検知し、作業者等に危険状況をランプ点滅とブザー音で知らせる。ワイヤレス遠隔警報で離れた工事現場事務所等にも知らせることができる。 　モニタ本体は、外風の影響を受けないケース構造で、除じん装置の風などの影響による室内圧表示のふらつきを小さくし、風などのノイズの影響を軽減している。危険現場の重要計測ポイントに確実に設置できるよう、小形・軽量化を実現。省電力設計により、電池駆動式で長寿命。パソコン管理ソフトが付属し記録保管が簡単、モニタの立掛けと持ち運びに便利なトランクケース付。価格は23万4000円（税別）。 　アスベスト除去作業者や、設備工事会社を中心に販売し、さらに、半導体設備用クリーンルームや細菌、バイオ、薬品を扱う研究施設、病院施設に向けても販売する。 【仕様】▽外形寸法（モニタ本体）＝幅95×高さ158×厚さ40mm（突起物除く）、質量＝約300g▽電源＝単3アルカリ乾電池×4本

掲載日　2667号　2007/03/11

荏原計器

サニタリー式圧力センサー パイプ型放熱管型「SPCHT6−7」

（株）荏原計器製作所（東京都品川区小山台1−2−4、電話03−3714−4561、中村徳二社長）は、 サニタリー式圧力センサーパイプ型放熱管型SPCHT6−7を発売した。 　パイプ型放熱管の大きな特徴は、使用条件が小口径配管用のへルール取付けで、比較的高温流体測定の要求に極めて優れた性能を有することである。一般的にヘルーサイズが15A、1S等は膜径が小さいために60℃以上の高温測定は、指示誤差及びダイヤフラム変形のために使用不可能を生じる恐れがある。パイプ型放熱管を組み込むことにより、正確な圧力測定と使用期間を永くすることができるように、封入液の封入量を極力少量にしている。ただし、高温測定は140℃までが限界となっている。