【温度計】新製品ニュース　　

　（株）エー・アンド・デイ（東京都豊島区東池袋3−23−14、電話03−5391−6126、古川陽社長）は、携帯に便利なコンパクトサイズの熱中症指数モニター「熱中症みはりん坊AD−5688」を発売している。熱中症指数のほかに、温度や湿度をデジタル表示し、さらにブザー音とLEDランプで熱中症の危険度を知らせる。
　誰でも簡単に使える「おまかせモード」は、特別な設定は一切不要で、自動的にアラームが作動し「危険・厳重警戒・警戒・注意」4段階のレベルから警告を表示する。「設定モード」では、熱中症指数の上限アラーム値を任意に設定することができ、暑熱環境での運動や労働、休憩時間などそれぞれの条件に適した時間管理も簡単。
【特長】
(1)見やすい液晶表示で熱中症指数、温度、湿度、時刻を同時表示。
(2)簡単に使える「おまかせモード」付。
(3)熱中症指数アラーム値が変更できる「設定モード」付。
(4)最高値、最低値の自動メモリー機能。
(5)熱中症指数を数値と音と光でお知らせ。
(6)ストラップ付で携帯に便利。壁掛にも可能。
(7)WBGT値表示範囲 0〜60℃。
【価格】3570円（税込）
【仕様】▽表示項目＝熱中症指数、温度、湿度、時刻／タイマー（設定モードのみ）
▽測定項目＝温度、湿度
▽測定範囲＝温度：0℃〜50・0℃（最小表示：0・1℃）、湿度：20％RH〜90％RH（最小表示：1％RH）
▽測定精度＝温度：±1℃（10・0℃〜39・9℃）、±2℃（0℃〜9・9℃>、40・0℃〜50・0℃）、湿度：±5％RH（30％RH〜69％RH）、±10％RH（20％RH〜29％RH、70％RH〜90％RH）、25℃時
▽タイマーの設定範囲＝最大4時間、最小1分
▽外形寸法／本体質量＝47（W）×82（H）×12・5（D）mm／約40g（電池含む）

　（株）タニタ（東京都板橋区前野町1−14−2、谷田千里社長）は、熱中症予防の必需品となる簡易熱中症指数計3機種を6月中旬より順次発売する。
　発売するのはデジタル表示で見やすい「TT544」、据え置き・ 壁掛けのどちらにも対応できるアナログ式で小型の「TT545」、壁掛けで使用できるア ナログ式で大型の「TT546」の3機種。
　いずれもWBGT（℃）（注）を基準とした危険段階が一目で分かるのが特徴。価格は「TT544」が3675円（税込）、「T T545」が2100円（税込）、「TT546」が2625円（税込）。昼間室内にいることが多い高齢者をメインターゲットにしている。
　 記録的な猛暑となった2010年は、熱中症で救急搬送される人が5万3843人と前年の4・15倍に上った。気象庁は今夏も平年より気温が高くなると予想しており、また節電対策の影響もあることから、熱中症を発症する可能性が高いと考えられる。
　国立環境研究所がまとめた「熱中症環境保健マニュアル2009」によると、熱中症を発症する場所は自宅が多く、65歳以上の高齢者になると約5割が自宅で発症している。自宅での熱中症予防は各部屋の温湿度管理が重要となるが、簡易熱中症指数計を使うことで、より簡単に熱中症発症の危険度を把握することができる。
今回発売するデジタル表示の「TT544」は、「注意」「警戒」「厳重注意」「危険」の注意ゾーンをランプとアイコンで表示し、最大危険段階に達するとアラームで知らせる機能を備えている。また、電波時計も内蔵しており、置き時計としても利用できる。一方、アナログ表示の「TT545」と「TT546」は温度計と湿度計の針の交点で危険段階を表示。これまで、据え置き型の熱中症指数計は3000円前後のものが主流だったが、両機種ともに2000円台という購入しやすい価格になっている。
（注）暑さ寒さに関係する環境因子（気温、湿度、輻射熱、気流）のうち、気温、湿度、輻射熱の3因子を取り入れた温度基準。WBG（℃）を基に日本生気象学会が熱中症の予防指針を策定しており、タニタの簡易熱中症指数計はこの予防指針に沿って危険度を表示。

　（株）佐藤計量器製作所（東京都千代田区神田西福田町3、後藤�B四郎社長）は、ベストセラー器種のデジタル温度計SK−1250MC lllαの後継機として、メモリ機能付防水型デジタル温度計SK−1260を発売している。
　SK−1260は、基本的な機能を継承しており、食品の調理温度管理や研究所・工場の製品管理施設などでの温度管理に最適。また、工事現場などでのデータ管理にも活躍する。K熱電対標準センサ SK−S100K（1本）が付属する。
　センサ種類は用途に応じ、熱電対タイプ22種類、サーミスタタイプ6種類を用意。また、携帯に便利なストラップ付ソフトケースもある。
【特長】▽防水仕様＝JIS C 0920保護等級4（防沫形：いかなる方向からの水の飛まつを受けても有害な影響のないもの）。▽メモリー機能＝マニュアル記憶モードの場合は測定値を最大150件記憶、オート記憶モードの場合は最大100件記憶できる。データの取り込みもキー一つで簡単にできる。プリンタ出力＝記憶したデータをオプションのプリンタでプリントアウトできる。▽上限・下限温度のアラーム機能＝上限・下限温度を設定し到達するとアラームで知らせる。
【仕様】▽測定範囲＝Th（サーミスタ）：マイナス30・0〜199・9℃、熱電対（SK）：マイナス99・9〜1250℃、▽分解能＝Th（サーミスタ）：マイナス30・0〜199・9℃／0・1℃、熱電対（SK）：マイナス99・9〜199・9℃／0・1℃および200〜1250℃／1℃▽主な機能＝MAX（最大値）、MIN（最小値）、HOLD（データホールド）、REL（変化量）、REC（記憶）、TIME（時計）、アラーム設定
【価格】3万2550円（税込）

　（株）チノー（東京都板橋区熊野町32−8、苅谷嵩夫社長）は、防水形中心温度計「MF500」を発売した。
　食品内部温度を簡単に測定できる、針状センサを持った携帯形の温度計。IP67の防水構造で、水洗いできる。価格は税込7140円。
　その他の特長は以下の通り。
1）マイナス40℃〜260℃と広い温度範囲。
2）わずか2秒の高速応答でサーミスタ式温度計の5分の1の速さ。
3）見やすい大きな液晶表示。
4）1mの高さから落としても壊れない耐衝撃構造で、落としても安心。
5）電池寿命は1日3時間使用で2年以上。
6）品質重視の日本製。別売で検査成績書、トレーサビリティ証明書を発行。
【主な仕様】
▽測定温度範囲＝マイナス40〜260℃▽精度定格（周囲温度25℃の場合）＝測定温度マイナス9・9〜99・9℃で0・5℃±1digit、上記測定温度以外で1・0℃±1digit▽応答性＝2秒（90％応答）▽表示部＝LCD表示、3桁▽表示分解能＝0・1℃（測定温度マイナス9・9〜99・9℃）、1℃（上記以外測定温度）▽使用環境＝周囲温度範囲マイナス10〜50℃、周囲湿度範囲0〜80％RH（ただし結露しないこと）▽電池寿命2500時間（25℃で）▽オートパワーオフ＝30分（キー操作でオフも可能）▽外形寸法＝W55×H45×D183<Cっｍ▽質量＝約60g

　（株）東亜計器製作所（東京都大田区南雪谷4−3−19、電話03−3720−5141）は、大型の液晶を備え、最高最低温度の日時を記録するデュアル温度計「TP7／A81F」を発売した。
　デュアル温度計「TP7／A81F」は、高さ125mm×幅60mm×厚み18・5mm、重さ100gの片手で持てるコンパクトなボディに、半分以上を占める大きな液晶表示が目を引くデザイン。まずはカレンダーと時計を設定したあとで温度計測を開始すると、メモリをリセットするまでの間の内部温度センサで計測した温度と、外付け温度センサで計測したそれぞれの最高最低温度を、日付、時刻入りで記録する。液晶には、内外温度とカレンダー、時計が常時表示される。3mのコードが付いた外部センサは防水設計のため、本体は室内気温を、外部センサは外気温を測定するといった使い方ができる。センサの先には吸盤が標準で装備されているため、平滑な面に固定して測定できる。また水槽などにも完全浸水して測ることができるため、熱帯魚や水生生物などの飼育管理に適している。
　温度表示横にある上下矢印で温度の上昇下降傾向を表示する。電池が消耗すると電池交換時期表示のアイコンが表示され、交換のタイミングが分かりやすい。
　本体は、卓上、壁掛けのほか、裏面マグネットでスチール面にも設置ができる。
【使用例】▽室内温度・室外気温の温度管理。▽冷蔵庫内・冷凍庫内の温度管理。▽水槽の水温管理。▽園芸用ハウスの温度管理。▽離れた場所のいろいろな温度管理。
【仕様】▽内外温度センサ＝サーミスタ▽測定範囲＝外部温度マイナス20・0℃〜70・0℃、内部温度マイナス10・0℃〜50・0℃▽表示分解能＝0・1℃単位▽温度計精度＝外部温度±1・0℃（マイナス5・0℃〜45・0℃）、それ以外は±2・0℃、内部温度±1・0℃（0・0℃〜40・0℃）、それ以外は±2・0℃▽外部センサ＝コード長3m、防水設計
【価格】税込3360円

　（株）佐藤計量器製作所（東京都千代田区神田西福田町3、後藤エイ四郎社長）
は、大きな文字で現在の温度・湿度と、最高・最低を常時表示する「PC− 5400TRH」を販売した。価格は税込6090円 。
離れた場所から現在の温度と湿度を確認できる、文字高40mmの大きな文字表示。さらに、温度・湿度の最高と最低を常時表示する。
設定した温度・湿度の上限と下限をブザー音と光（LED）で知らせる。 設置は壁掛けと卓上設置の2通りでき、卓上設置には、便利なスタンドが付いている。

【主な仕様】
▽測定範囲＝温度0.0〜50.0℃、湿度20.0〜95.0％rh
▽測定精度＝温度：プラスマイナス1.0℃（10〜40℃）、プラスマイナス1.5℃（上記以外）、湿度：プラスマイナス5％rh40〜70％rh（at20〜30℃）、プラスマイナス8％rh（上記以外）
▽測定サンプリング＝約30秒
▽センサー＝温度はサーミスタ、湿度は高分子抵抗変化型湿度センサー
▽警報設定範囲＝温度0.0〜50.0℃（0.1℃単位で設定可能）、湿度20.0〜95.0％（0.1％単位で設定可能）

　（株）佐藤計量器製作所（東京都千代田区神田西福田町3、後藤エイ四郎社長）
は、大型液晶パネルを採用した屋内専用の熱中症暑さ指数計「SK−160GT」を発売した。
　熱中症は、屋内外問わず気をつけていないと発症するもの。最近では各社から専用の指数計や指数モニターなどが出てきており、かなり浸透してきている。
　従来の機器は、表示が小さいため、モニタを確認する人員を確保するか、または機器まで近づいていって、いちいち確認しなくてはならなかった。「SK−160GT」は、屋内専用に特化し、大型液晶画面で遠くからでも見やすい。
　SK−160GTは、幅225mm×高さ165mm×奥行き25mmで、そのほとんどを大きな液晶が占めている。温度、湿度、暑さ指数、注意レベル表示のほかに、月日、曜日、時計も一覧表示している。時計は電波時計を採用しているので、誤差は自動修正される。
　測定範囲は、それぞれ温度が0〜50℃、湿度が20〜95％、暑さ指数計が0〜5℃となっている。センサは温度がサーミスタ、湿度には電気抵抗センサを採用し、長期間安定した精度を保つようになっている。暑さ指数0〜50℃の範囲内で警報設定可能。1℃単位で細かく設定できる。
　これだけ機能を持ちながら、税込価格は8925円と、9000円を割る低価格を実現させている。一施設で必要なだけ複数台の設置ができる価格設定が嬉しい。
　介護施設や幼稚園、保育園、学校施設、体育館、ホール、ジムなどの広い場所で威力を発揮する。
　同社は屋内外で使用できるハンディタイプの暑さ指数計「SK−150GT」もラインアップしているので、用途に合わせて選びたい。

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　環境・産業計測分野のヴァイサラ（株）（〒162−0825、東京都新宿区神楽坂6−42神楽坂喜多川ビル、電話03−3266−9611）は、高性能湿度温度プローブ「ヴァイサラHUMICAP HMP110」を新たに発売した。
　同社独自のヴァイサラHUMICAPセンサー技術を使用。マイナス40℃から80℃までの温度下で湿度測定が可能で、高性能、耐薬品性、安定性に優れている。
　HMP110は、長期湿度計測の安定性がさらに向上した。小型でコンパクトな外形のため、取り付け、保守、交換が容易。プローブは個別に調整可能で、米国国立標準技術研究所（NIST）をはじめとした各国の標準供給機関へのトレーサビリティが確保できる。
　厳しい規制要件のあるライフサイエンス業界や、医薬品、バイオテクノロジー、医療機器業界など、高い正確性と信頼性の求められる環境での計測に適している。

（株）エー・アンド・デイ（東京都豊島区東池袋3−23−14、古川陽社長）は、デジタル温湿度計にSDメモリーカードを装着して、簡単に日時と温度、湿度、WBGT指数（熱中症指数）を記録できる、デジタル温湿度SDデータロガーAD−5696を発売した。2万円を切った低価格な汎用デジタル温湿度計で、SDカードを使った温湿度データロガー（記録装置）は国内で初めての製品。
　1ギガバイトのSD カードで100年分以上のデータを記録することが可能。SDカードをパソコンに接続することで記録されたデータを転送することができ、市販の表計算ソフトウエアやグラフソフトウエアで簡単にデータ処理や管理することが可能。専用のドライバーやソフトウエアをインストールする必要がなく、デジタルカメラのように広く一般のユーザーが使用できる。
【主な用途】
1）試薬や化学・医薬品、バイオ（マテリアル）、食品、農業、プラスチック、住宅などさまざまな研究・産業分野で、温湿度を記録・管理。
2）熱中症の発症および予防の指標であるWBGT指数を測定できることから、体育館や保育施設、高齢者施設、労働作業現場などでデジタル熱中症指数モニターとして使用できる。
【主な特徴と仕様】
1）大型液晶表示で気温、相対湿度、WBGT指数、時刻を同時表示。
2）気温、相対湿度、WBGT指数の上限・下限アラーム設定が可能（アラームはブザー音と赤色LEDランプ）。
3）データ記録機能▽記録項目＝気温、相対湿度、WBGT指数、年月日、時刻▽記録ファイル形式＝テキストデータ形式▽データ保存先＝SDカードおよびSDHCカード▽データ記録間隔＝1分から720分まで1分刻みで設定可能
4）温度測定範囲0〜50℃、湿度測定範囲20〜90％RH、WBGT指数表示範囲マイナス2〜60<CODE NUMTYPE=UG NUM=5BFF>
5）電源＝ACアダプター（付属）、もしくは単3 形乾電池3個
6）標準価格（税込）＝1万8900円

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　（株）佐藤計量器製作所（東京都千代田区神田西福田町3、後藤エイ四郎社長）
は、携帯用温度計「“快適ナビ”PC−5350T（温度タイプ）」と「“ベビーガード”PC−5360T（温度タイプ）」を発売した。
　いずれも500円コインのひとまわり大きいサイズ（本体直径4センチ）で、超軽量（約20g）。
　見やすい大型表示で、夏は熱中症予防に、冬はウィンタースポーツのお供に活躍する。　
　マグネット、クリップ、ハンドストラップ付きで、カバンにも簡単に取り付け可能。夜間用のバックライトも装備している。

【主な仕様】▽測定範囲＝温度マイナス10・0〜49・9℃
▽本体材質＝ABS樹脂・PS樹脂
▽電池寿命＝約1年（ただしバックライトを連続的に点灯させた場合は約20時間）
▽寸法＝φ40×12・5mm （突起、クリップ、マグネットを含まず）
▽質量＝約20g（電池、ハンドストラップを含む）
▽税込価格＝各1260円

　(株)サーモポート（埼玉県入間市上藤沢531−2、電話04−2901−1881）は、静電容量型湿度センサを採用したハンディタイプの温湿度計、「ハイグロサーモ」を発売した。

電気抵抗式湿度センサでは正確に計測できない低湿測定が得意。また、露点、湿球温度を演算表示できるため、空調機器の管理に最適である。

本体とセンサは着脱式。センサは、多彩な使用が可能なケーブル1・5mセンサと、センサヘッドの位置・向きを自由自在に変えられ、片手で計測可能なフレキパイプセンサの2種類。

【主な特長】(1)温度・湿度が2段で同時表示(2)露点・湿球温度表示(3)最大値・最低値表示（メモリ機能付き）(4)表示ホールド機能(5)オートパワーオフ機能(6)本体・センサ着脱式(7)低湿測定が可能(8)耐衝撃設計、持ちやすいホールド感(9)本体抗菌樹脂採用で衛生的(10)使いやすい付属品、本体ビニールカバーとネックストラップ(11)自己診断機能付

【主な仕様】▽本体寸法＝54W×172H×40Dmm▽質量＝約150g（乾電池含む）▽センサ部測定温度範囲＝マイナス10〜60℃▽センサ部測定温度精度＝プラスマイナス0.5℃（10.0〜40.0℃のとき）、プラスマイナス1.0℃（それ以外）▽センサ部測定湿度範囲＝2〜95％rh▽センサ部測定湿度精度＝プラスマイナス3.0％rh（30.0％rh〜80.0％rhのとき）、プラスマイナス5.0％rh（それ以外）

【税込標準価格】▽TP−200HG−Sセット（ハイグロサーモ、ケーブル1・5mセンサHSP−215）＝3万1290円▽HSP−215センサのみ＝1万 5000円▽TP−200HG−Fセット（ハイグロサーモ、フレキパイプセンサHSP−201）＝3万1290円▽HSP−201センサのみ＝1万 5000円

　（株）チノー（〒173−8632、東京都板橋区熊野町32−8、苅谷嵩夫社長）は、日産自動車と共同開発したサーモパイルアレイ素子を搭載した小形熱画像センサ（TP−Lシリーズ）の技術を応用し、企業におけるBCP（事業継続計画）・パンデミック対策用機器として入館者の体表面温度を計測、発熱の疑いがある入館者を選別する「ユニット形体表面温度チェッカーサーモピクス愛」（TP−U0260ET）を開発。2009年9月1日より発売している。
　今回発売した製品は、企業の危機管理担当者向け。工業用として開発された2000画素のサーモグラフィー技術を利用し、入館者の体表面温度を非接触で測定、設定温度以上の入館者を検知するとユニット内に搭載されたランプ・ブザーにより告知する。
　主な特徴は次の通り。(1)スピーディーな計測＝測定時間は約3秒。(2)判定機能付＝工業用サーモグラフィーによる測定結果を判定し結果まで表示。(3)簡単設置＝センサ組込みのユニットタイプのため電源投入のみで即稼動。�C清潔な計測＝近づくだけで判定開始。触れずに（非接触）運用が可能。�D教育の徹底＝BCPに基づく自己管理面の教育徹底に有効。
【主な用途】企業、学校等における入館時の一次チェック＝入館者の体表面温度チェックを行う。設定温度以上の入館者に対しては体温計による検温を依頼する。

【主な仕様】▽測定温度範囲＝20℃〜40℃▽精度定格＝37℃にて±0・5℃（周囲温度25℃にて）▽検出素子＝2000画素、非冷却型2次元サーモパイルアレイ▽測定視野角＝60度×60度▽電源＝AC100V（約10W）▽質量＝約1・2kg▽寸法＝115×170×86・5mm▽使用環境＝5〜40℃、80％RH以下▽ウォームアップ時間＝約60分
▽付属品＝専用アプリケーションソフト、LANケーブル2m、他
【問い合わせ先】（株）チノー社長室、久永達夫（〒173−8632、東京都板橋区熊野町32番8号、電話03−3956−2311、FAX03−3956−6762）

　（株）エー・アンド・デイ（古川陽社長、東京都豊島区東池袋3−23−14、電話03−5391−6126）は、酷暑の作業現場や夏場の体育館、または一般家庭の室内などでの熱中症を防止する熱中症指数モニター2機種「AD−5693」（壁掛・卓上タイプ）、「AD−5694」（携帯タイプ）を発売した。
　従来の黒球を使わない方式を採用したことで、壁掛けや卓上型、携帯型などのコンパクト化を実現し、価格も「AD−5693」（壁掛・卓上タイプ）が税込9450円、「AD−5694」（携帯タイプ）が税込14175円と普及価格となった。
　それぞれの機器の特長と仕様は次の通り。
◇熱中症指数モニターAD−5693（壁掛・卓上タイプ）
(1)熱中症予防対策、労働環境の安全管理やスポーツの安全管理に最適。
(2)WBGT指数、気温、相対温度のアラーム設定が可能。
(3)ブザー音とLEDランプ（赤色）のアラームで知らせる。
(4)見やすい大型表示。
(5)WBGT指数、気温、相対湿度、時刻を同時表示。
(6)最高値（MAX）、最低値（MIN）をメモリー。
(7)壁掛と卓上スタンドの2通りの設置が可能。
【仕様】▽表示項目＝WBGT指数、温度（気温TA）、相対温度（RH）、時刻▽測定項目＝温度（気温TA）、相対温度（RH） ▽測定範囲＝WBGT指数：0〜55℃、気温（TA）：0〜55℃、相対湿度（RH）：20〜90%RH▽最小表示＝0・1℃／0・1%RH▽測定精度＝温度（気温TA）：プラスマイナス1℃（0〜50℃）、プラスマイナス2℃（50〜55℃）、相対温度（RH）：プラスマイナス5%RH（30〜70％RH範囲外）、25℃時▽電源／電池寿命＝単3形乾電池3個、電池寿命：約1年（アルカリ乾電池の場合）▽外形寸法／本体質量91（W）×110（H）×30（D）mm／約200g▽付属品＝取扱説明書、電池（モニタ用）
◇熱中症指数モニター AD−5694（携帯タイプ）
(1)熱中症予防対策、労働環境の安全管理やスポーツの安全管理に最適。
(2)WBGT指数の上限値アラーム設定が可能。
(3)ブザーによるアラームでお知らせ。
(4)WBGT指数と気温を切り替え表示。
(5)最高値（MAX）、最低値（MIN）をメモリー。
(6)ストラップ付きで携帯に便利。
【仕様】▽表示項目＝WBGT指数、温度（気温TA）、相対温度（RH）▽測定項目＝温度（気温TA）、相対温度（RH）▽測定範囲＝WBGT指数：0〜50℃、気温（TA）：0〜50℃、相対湿度（RH）： 10〜90%RH▽最小表示＝0・1℃／0・1%RH▽測定精度＝温度（気温TA）：プラスマイナス1℃、相対温度（RH）：プラスマイナス5%RH（30〜70％）／プラスマイナス7%RH（30〜70%RH範囲外）、25℃時▽電源／電池寿命＝CR2032形リチウム電池1個、電池寿命：約100時間▽外形寸法／本体質量＝37（W）×174（H）×22（D）mm／約70g、▽付属品＝取扱説明書、電池（モニタ用）、ストラップ

　　（株）チノー（苅谷嵩夫社長、東京都板橋区熊野町32-8、電話3956-2111）は、ガラス／樹脂加工、機械／電子部品、食品／薬品市場などのなかで、低温で高速移動をする対象物の温度測定・監視に最適な「低温高速用放射温度計IR−CAK」を開発、発売した。
【主な特長】▽世界最高レベルの低温高速測定＝従来の同社相当機種は60℃からの測定、応答時間0・01秒だったが、今回、温度はさらに低温から、応答速度は従来の約7倍に速くしている。
▽小さな測定径（3種選択）＝φ4mm（距離200mm）、φ10mm（同500mm）、φ20mm（同1000mm）。
▽小形・堅牢な構造および変換器一体型。
▽レーザ投光機能を標準装備し、容易に測定ポイントを確認。
【主な用途】▽ガラス／樹脂加工市場＝成型：ガラス瓶・樹脂容器（ペットボトル）などの製造時の温度確認。
▽機械部品／電子部品市場＝熱処理：焼き戻しラインにおける高周波加熱後の部品の温度監視。乾燥：乾燥ラインにおけるシート状材料の温度監視。
▽食品／薬品市場＝液充填：ライン上でのボトル充填直後の液温を測定し、殺菌など安心確保。
【主な仕様】▽使用温度範囲＝50〜400℃▽精度定格＝プラスマイナス3℃（ε≒1、23℃プラスマイナス5℃にて）▽再現性＝1℃▽応答時間＝1・5ms（95％応答）▽視定方法＝レーザ投光▽表示 温度＝LCD4桁▽出力＝4〜20mADC、通信（RS−485）▽質量約1・3<CODE NUMTYPE=SG NUM=831C>▽寸法150×105×66mm
【税込価格】本体1式94万5000円

　　（株）チノー（苅谷嵩夫社長、東京都板橋区熊野町32-8、電話3956-2111）は、発売以来２５年の実績をもつデジタルプログラム調節計ＤＰシリーズをモデルチェンジした。

【特長】▽５．６インチカラー液晶ディスプレイを採用し、非常に見やすい。▽グラフィック画面による多彩な表示（パターン進行状況、必要数値の一括表示、バーグラフ表示など）。▽最大４０００ステップのプログラムパターンが可能。▽編集機能を充実させ、日本語メニューによる対話方式で簡単設定、簡単操作。▽入力はマルチレンジとなっており、外部入出力信号は最大４４点まで可能。▽色々な制御に応じた多彩な機能をもっている（電圧出力、加熱／冷却、高精度出力、伝送出力２点、シリアル通信など）。▽パソコンとパラメータ編集ソフトで簡単にセットアップができ、設定内容はＣＦカードに記憶させる。ＤＰ−Ｇ本体とはＣＦ（コンパクトフラッシュ）カードで移行する。▽キートップ方式を採用した押しやすいキースイッチである。▽ＲｏＨＳ指令適用品（環境配慮型製品）

　同社はこの新シリーズのグラフィック形プログラム調節計を今後シリーズアップし、２５年間の安定した需要を維持しつつ、既存市場の更新需要と新規市場の開拓をすすめ、調節計市場のシェア拡大を図る。

【仕　様】▽入力信号：マルチレンジ▽直流電圧，電流、熱電対、測温抵抗体（Ｐｔ１００）

▽精度定格：測定レンジの±０．１％±１ｄｉｇｉｔ▽パターン数：最大２００パターン、各パターンにステップを設定▽合計ステップ数：最大４０００ステップ▽表示器：５・６形ＴＦＴカラーＬＣＤ▽調節方式：ＰＩＤ式オンオフパルス形、電流出力形、電圧出力形▽外部出力点数：最大２８点　タイムシグナル、ステータス、警報など▽外部入力点数：最大１６点　外部駆動、パターン選択など▽外形寸法：Ｈ１４４×Ｗ１４４×Ｄ２５２ｍｍ▽質量：約１．７ｋｇ（オプションなし）　

　　（株）サーモポート（埼玉県入間市上藤沢531-2、電話04-2901-1881）は、突き刺しタイプの防水ハンディ温度計「サニタリーサーモ」の新シリーズを発売した。

　「サニタリーサーモサーフェスTP-100MR（030T）」は、鉄板表面や設備の表面温度計測用。また、冷凍品の表面温度も計測可能。低価格の表面温度計を提供する。

　「サニタリーサーモクイックTP-100MR（919）」は、静止液体における温度応答が4〜5秒（100％応答）と、素早い検温が可能。また、センサ先端がφ1・3、センサ根元がφ2で、食材に大きな穴を開けることがない。

　「サニタリーサーモTP-100MR（130）」は、センサ先端がφ3と太く、ハードな使い方に対応したセンサセット。表面が硬めの食材の中心温度を測定するときなどに使用できる。ただし、冷凍品（氷を含む）表面に突き刺すことは不可能。

　「サニタリーサーモショットTP-100MR（0・5）」は、センサケーブルが50cmと短く、使用中にケーブルが食品や厨房機器に触れることを防止する。手を滑らせてセンサプローブを落としても床にセンサがぶつからず、破損・変形を防ぐ。

【セット標準価格（税込）】▽サニタリーサーモサーフェスTP-100MR（030T）＝27090円▽サニタリーサーモクイックTP-100MR（919）＝28140円▽サニタリーサーモTP-100MR（130）＝20790円▽サニタリーサーモショットTP-100MR（0・5）＝20790円

　（株）エー・アンド・デイ（古川陽社長、 東京都豊島区東池袋3−23−14、電話03−5391−6126）は、今年も猛暑が予想される夏に向けて「熱中症指数モニターAD−5695」を6月20日より発売する。

　熱中症は暑熱環境から人が受ける熱ストレスにより発症するが、熱ストレスの指標は「WBGT指数」として国内ではJIS Z8504、海外ではISO7243としてその測定原理と指数の計算式が定義されている。AD−5695はこのWBGT指数を測定し、そのほかに気温や相対湿度などを測定、数値としてデジタル表示する計測器である。

　熱中症の発生数は近年増加の一途をたどるが、その中で不幸な死亡事故は年間約100人を超える。世界規模でその対策が急がれる地球温暖化現象による気温の上昇や、ヒートアイランド現象による都市部やその周辺地域の高温化など、今後熱中症の発生数はますます増加すると考えられている。 熱中症は夏場の屋外スポーツなどでよく発生を耳にするが、それ以外にも冷房設備のない体育館や一般家庭、乗用車内などでも発生し、さらに季節を問わず暑熱環境で働く労働者など、一年を通して発生する危険性がある。

　エー・アンド・デイはこのような熱中症事故を未然に防ぎ、毎年発生する多くの死亡者を救いたいという願いと期待を込めて、広く普及しやすい標準価格2万9千円の低価格を設定した。

【主な特長】 ▽熱中症指数WBGTのアラーム設定が可能▽75mm全球型黒球による安定した輻射温度の設定▽市販の三脚に取り付けが可能。野外、屋外で自立設置が可能▽WBGT指数、気温、黒球温度、相対湿度のデジタル表示▽使用場所に合わせて屋内、屋外モードの切り替え可能▽測定範囲は、WBGT指数（0〜50℃）、気温（0〜50℃）、黒球温度（0〜80℃）、相対湿度（10〜90%RH）▽広く普及しやすい低価格。標準価格29、000円（税込価格30、450円） 【仕様】 ▽測定項目＝ WBGT指数、気温、相対温度、黒球温度▽測定範囲＝WBGT指数0〜50℃、気温（TA）0〜50℃、黒球温度（TG）0〜80℃、相対湿度10〜90%RH▽最小表示＝0・1℃／0・1%RH▽測定精度＝WBGT指数室内INモード±1・5℃（15〜40℃）、同室外OUTモード±2℃（15〜40℃）、黒球温度（TG）室内INモード±1℃（15〜40℃）、同室外OUTモード±1・5℃（15〜40℃）、気温（TA）±1℃、相対湿度±5%RH（20〜80％RH、25℃時）▽WBGTアラーム設定範囲＝WBGT指数20・0〜37・2℃▽電源／電池寿命＝単4形アルカリ乾電池2個、電池寿命：約1000時間（25℃、アラーム動作なし連続測定）▽外形寸法／本体質量＝黒球φ75mm全球形、本体48・7（W）×278（H）×29・4（D）mm／ 約200g ▽付属品＝取扱説明書、電池（モニタ用）、キャリングケース、ストラップ

　日本計量器工業（株）（東京都千代田区神田多町２−９、電話０３−３２５６−３６０１）は、（株）フルークのハンディータイプサーモグラフィカメラ「Fluke Ti25」「Ti10」を販売している。

　可視画像を備えたハンディータイプのサーモグラフィー。フルーク独自のIR-Fusionテクノロジーは、熱画像と可視画像を重ね合わせて同時に表示・撮影できる。ピクチャー・イン・ピクチャー機能では、熱画像の周辺を可視画像で表示することができる。さらに、Ti25に装備されたブレンディング機能を使えば、熱画像の透明度を調整でき、熱画像越しに撮影対象を可視画像で確認することができる。

　見やすい3・6インチ大型ディスプレイを採用。SDカードへの画像記録が可能。記録形式をビットマップ、専用形式から選択できる。3つボタンで、片手で操作できるため、現場に最適。Ti25は、現場の音声メモを熱画像と同時に録音することも可能。分析・レポートソフトウェアSmartViewを標準装備しており、PCでの分析とレポート作成が容易にできる。

　価格は、Ti25が126万円 、Ti10が71万4000円（税込）。

【仕様】▽モデル＼温度レンジ＼温度測定確度＝Ti25＼-20〜350℃＼±2℃または2％、Ti10＼-20〜250℃＼±5℃または5％▽可視画像画素＝640×480▽電池タイプ＝充電電池▽連続使用時間＝3〜4時間